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個人事業から法人成りした際の経理スタイルと会計ソフトの選び方

 

管理人は個人事業から株式会社に法人成りをした経験がありますが、個人に比べて法人だと経理の負担が明らかに増加します。

個人事業主の青色申告ならば決算書と確定申告書の提出でよかったのが、法人になると法人税申告書や事業概況説明書等、提出書類の数が飛躍的に増えてしまいますからね・・・。

資本金1,000万円以下の法人だと2年間は消費税が免除されますので、年間の売上が1,000万円を超えてきた個人事業主の中には法人成りを検討している人もいるでしょう。

このページでは管理人が法人成りをした経験から、個人事業主から法人化する際の経理スタイルや会計ソフトの選び方について私なりに説明していきます。

法人成り後の経理スタイル3パターン

これまで個人事業主として自分で会計ソフトを利用しての経理処理&申告をしてきたケースを前提にすると、法人成り後の経理スタイルとしては以下の選択肢が考えられると思います。

1、全て税理士にお任せ
2、法人用の会計ソフトに切り替え+税理士との契約
3、法人用の会計ソフトに切り替え+自分で申告まで行う

まず、法人成りに伴い全て税理士さんにお任せする、というスタイルは有力な選択肢かと思います。

私自身は3の選択肢を取り、弥生会計スタンダードとらくらく法人税の組み合わせで申告まで自分でやりきっていましたが、経理にかかる手間や精神的消耗はかなり大きいものでした・・・。

わからないことは自分で調べなければいけませんし、申告の最終チェックまで自分でやるというのは結構シンドイものです。

ちなみに現在は税理士事務所さんに丸投げをしている状態で、2~3ヶ月に1回打ち合わせをして通帳と領収書を渡せば全て経理関連のことはやってくれます。

確かに顧問料はかかりますが、経理の負担が減った分本業に注力出来るようになりましたし、ストレスも減ったので今のところ良い選択だったとは思います。

法人設立の代行を含めた創業支援サポートをしている事務所も多いので、そういったサービスを利用するのも良いかと。

参考:クラウド会計ソフト各社の会社設立支援サービスについて

2の選択肢はこれまで自分が利用していたメーカーの会計ソフトを法人版に切り替えて、税理士とも契約するというスタイル。

日々の記帳等は自分で行い、決算申告部分のみを税理士さんにお願いすることによって顧問料も少なくてすみますし、経営状態を把握しやすい点もメリットでしょう。

ちなみに大抵の会計ソフトは個人から法人化する場合、自動的にプランを切り替えることは出来ず、新規で法人プランを契約する形になるかと思います。

参考:freeeの個人プランを利用していて法人成りをした場合の流れ

個人から法人化する場合、登記してから法人口座を作成する流れになるため、法人設立後も売上が個人の口座に入れざるをえないというケースがあります。(※経験済み)

その辺りの処理はなかなか素人では難しいと思うので、やはり税理士さんにお任せするのが無難かと。

3の法人用のソフトに切り替えて申告まで全て行うスタイルですが、このメリットはやはりコストを大幅に節約出来る!!という点に尽きるでしょう。

弥生会計と連携可能な楽々法人税やfreee、マネーフォワードクラウド会計、弥生会計と連携可能な全力法人税といった申告まで自力で行うためのソフトが存在していますし、利用料金も年間1~2万円程度と低コストです。

私自身も5年間ほど自力で申告まで行っていたので、正直やってやれないことはありません。

ですが上でも書いたようにやはり結構な手間とストレスが発生しますので、その辺はある程度覚悟が必要かと思います。あとは個々の経理知識と資金具合にもよりますね。

参考:小さな会社向けの法人税申告書作成ソフト4製品の比較まとめ

税理士さんと一緒にクラウド会計ソフトを運用するスタイルがおすすめ

これから法人成りするのであれば、やはり効率UP機能が充実しているクラウド型の会計ソフトを税理士さんと一緒に運用するのがオススメではないでしょうか。

freee弥生オンラインマネーフォワードクラウド等の主要クラウド会計ソフトには税理士さんとのパートナー制度がありますので、近所で対応している税理士事務所を見つけやすい環境があります。

クラウド会計ソフトは今後まだまだ機能を拡充してくるのは間違いないかと思いますので、やはり今から導入するならばクラウド型のソフトかと。

以上が個人事業から法人成りする際の経理スタイルと会計ソフトの選び方についての自分なりの見解となります。個人事業主で法人化を検討している方の参考にわずかでもなれば幸いです。