仮想通貨専用の会計/計算ソフトと税務申告サービスについて(keiry、CoinTool、freee仮想通貨、GUARDIAN)


【※2018年10月2日最終更新】

2017年12月5日現時点でのビットコインの価格は円建で130万円オーバー。なんと年初から10倍以上もの値上がりをみせています!!『億り人』なんていう言葉も生まれ、世間からの認知度も急激にUPした2017年は仮想通貨元年と言っても良いのではないでしょうか☆

ですが利益を出した人が多いということは、確定申告が必要な人も大勢いるということ

2017年12月1日に国税庁から仮想通貨取引に関する税務ルールの見解が発表されましたが、これが結構突っ込んできた内容で国税庁側も本気の姿勢をみせている印象。

現時点では仮想通貨による利益は雑所得扱いになるみたいですね。株やFXは分離課税で20%の税率ですが、仮想通貨は最大55%。損失繰越も損益通算もNGみたいですし、税金面ではちょっと厳しめな条件なのが現状です・・・

上記したように仮想通貨関連の収益には国税庁も目を光らせていると思うので、今年利益を出した人は正確な収支計算と確定申告を心がけたいトコロ。ですが仮想通貨には取引所の損益データだけではなくウォレットの送受信データ等もあり、収支計算はなかなか複雑です。

そこで今回は仮想通貨の収益を簡単に計算してくれる専用会計ソフトのkeiry(ケイリー)とCryptoLinC(クリプトリンク)、freee for 仮想通貨、Coin Tool(コインツール)、仮想通貨専門の税務申告サービスGUARDIAN(ガーディアン)を紹介していきます。

keiryは2017年の10月、GUARDIANは12月、freee仮想通貨とクリプトリンク、Coin Toolは2018年の2月に登場したばかりのサービスです。まだまだ発展途上段階かと思いますが、今後需要はますます増えていくでしょうからこの分野の税務会計サービスの早急な発展に期待したいですね♪

まず、keiryについてですが、

●keiry(ケイリー)の特徴

● 取引所(bitFlyer、Coinecheck、Zaif、Bittrex、Binance、Kraken、Changelly、Poloniex)の取引&入出金履歴・残高を自動取り込み
● ウォレット(TREZOR、Copay、Electrumアドレス、NEMアドレス)送受信情報を自動取り込み
● 取り込んだ明細情報はCSV出力可能
● 移動平均法、総平均法にて損益を算出
● 仮想通貨での決済やチップ、マイニング、ハードフォーク、エアドロップにも対応
● 損益レポートの出力が可能

●利用料金は?

● 2017年分の確定申告期間中は利用料金が無料

●サポートについて

● 問い合わせフォームから開発者(個人)への質問・要望等が可能

 

といった特徴のサービスです。
取引所やウォレットを登録するだけで損益を一発で計算してくれる機能は便利ですね♪


上記がkeiryのダッシュボードのデモ画像なのですが、月別と通貨別の損益データ&通貨ごとの時系列残高データがひと目でわかる仕様になっています。

当初は取引所・ウォレット共に2つの業者のみの対応でしたが、2018年6月現在は取引所8社、ウォレット4社に対応しておりサービス拡充中です。

keiry(ケイリー)の公式HP:https://www.keiry.jp/

 

次に税理士監修の仮想通貨収支計算ソフト『クリプトリンク』。

●CryptoLinC(クリプトリンク)の特徴

● 国内取引所(Zaif、Bitflyer、QUOINEX、Coincheck、bitbank、BITPoint)、海外取引所(Poloniex、Binance)の計8社に対応
● 仮想通貨に精通した税理士が監修
● 取引所からダウンロード出来るCSVファイルをアップロードするだけでOK
● 収支計算書をPDFにてダウンロード可能
● 法人にも対応(仕訳データを作成可能)
●法人版は弥生会計シリーズとのデータ連携が可能

●利用料金は?

● 個人は無料(※法人は1IDにつき月額1,980円)

●サポートについて

● 専用フォームから問い合わせが可能


CryptoLinC(クリプトリンク)の公式HP:https://book.cryptolinc.com/

 


次にクラウド会計大手のfreeeが提供する仮想通貨の損益計算サービス『freee for 仮想通貨』。

現在は5,000名限定の先行募集を行っていますね。(追記:2018年6月現在新規受付停止中)

●freee for 仮想通貨の特徴

● 取引所(bitFlyer(ビットフライヤー)、bitbank(ビットバンク))のCSVデータを取り込むと損益を自動計算
● 総平均法での損益計算
● マイニングや証拠金取引、分岐には非対応
● 計算したデータをfreeeに入力すれば雑所得として確定申告書に反映

●利用料金は?

● 損益計算機能は完全無料(確定申告書を作成するにはfreeeの有料プラン(月額980円~)への登録が必要)

●サポートについて

● チャット/メール/電話によるサポート体制


freee for 仮想通貨の公式HP:https://www.freee.co.jp/kakuteishinkoku/cryptocurrency/


次に2018年2月15日にリリースされた仮想通貨専用の損益計算サービス『Coin Tool(コインツール)』。

●Coin Tool(コインツール)の特徴

● 取引履歴のCSVファイルをUPするだけで損益データが完成&ダウンロード可能
● 仮想通貨に詳しい税理士が監修
● bitFlyer、Zaif、CoinCheck、bitbankの4取引所にまずは対応(※binnance、bittrex、poloniex、kraken等の海外業者にも順次対応予定)
● 仮想通貨の売却・利用・交換・分岐にも対応

●利用料金は?

4,500円(税込)で2018年2月8日~11月末まで利用可能(※クラウドファンディングの利用者は30%割引)

●サポートについて

● 税理士によるメールサポート完備(税理士への相談は回数限定)

 

といった特徴のサービスです。

運営は株式会社飼育係。現在Coin ToolはCAMPFIREにてクラウドファインディングを行っており、目標金額30万円のところすでに110万円以上もの支援を集めていますね。2018年2月15日に正式にリリースされました。クラウドファンディングの支援者は割引価格でCoin Toolを利用で出来る特典が付いてきます。有料のサービスですが税理士監修、税理士によるメールサポートも完備されているので信頼性という面でも期待がもてそうなサービスかと。

Coin Tool(コインツール)の公式HP:https://www.cointool.jp/


最後に株式会社Aerial Partnersが提供する仮想通貨専門の税務申告サービス『GUARDIAN(ガーディアン)』。

仮想通貨に精通した税理士紹介と記帳代行がセットになったサービスです。

2017年12月1日にリリースされたばかりなのですが。第一時募集はすでに終了しており、公式サイトでは第二次申し込み近日開始予定とアナウンスされています。このことからも仮想通貨の税金周りに関する関心の高さが伺えますね・・・。

●GUARDIAN(ガーディアン)の特徴

● 仮想通貨に精通した税理士の紹介
● 記帳から申告までフルサポート
● 国内外の主要10取引業者に対応(追加予定)
ビットコイン支払いにも対応予定

●利用料金は?

● 損益計算のみ:70,000円(税抜)
● 確定申告書の作成のみ:47,000円(税抜)
● 損益計算&確定申告書の作成セット:103,000円(税抜)
● 顧問契約:223,000(税抜)/年
● 法人:200,000円(税抜)~

 

GUARDIAN側で複数取引所の収支計算、取引を時系列に整理する機能等を搭載した独自システムを保有しているようで、それをGUARDIANが認定した仮想通貨に精通した税理士に提供しているようですね。
日本仮想通貨税務協会という団体を設立し、税理士向けの仮想通貨講習等も実地しているとのこと。

GUARDIAN(ガーディアン)の公式HP:https://www.aerial-p.com/guardian


2017年は仮想通貨で利益を出した人が大勢いると予測されるため、確定申告周りはかなりの混乱を呼びそうですね・・・

無申告加算税や延滞税、最悪刑事罰のリスクを考えると、『なんかよくわからないし面倒臭いから申告しない・・・』というのは最悪のパターンですので、自分で計算して申告するにせよ税理士に任せるにせよ、正確な収支計算&確定申告を心がけたいですね!!

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