会計関連のスマホアプリをGoogle PlayやApp Storeで探してみると、家計簿アプリや飲み会時の割り勘計算アプリ等を目にする機会が多いです。
スマホアプリ自体、個人向けのサービスがほとんどですので、上記のようなシンプルな計算アプリの需要が多いのでしょうね。
ですが、個人事業主や法人向けの本格的な会計ソフトアプリもここ数年で続々とリリースされている現状があります。
代表的なものがfreeeやマネーフォワードクラウド、弥生オンライン系のアプリでしょう。
スマホでレシートを撮影するだけで自動的に仕訳を作成してくれたりするので、クラウド型ソフトとスマートフォンの親和性は非常に高いです。
会計アプリ自体は数多くありますが、このページでは管理人が独自にPICK UPした事業者向け会計ソフト関連のスマホアプリ16選を紹介していきます。
『やよいの青色申告/白色申告オンライン』アプリ

『やよいの青色申告/白色申告オンライン』アプリの特徴
- シンプルで直感的な操作が可能なインターフェイス
- 経費や売上等の仕訳登録が可能
- 個人事業主の青色申告/白色申告に対応
- 確定申告書、決算書の作成はPC版での作業が必要
- 法人ユーザー向けの専用アプリも完備
- 別途レシート読み取りアプリも完備
価格:無料~
運営:弥生株式会社
会計アプリfreee

会計アプリfreeeの特徴
- タッチ&スワイプ操作で簡単に仕訳登録が可能
- スマホアプリのみで帳簿付けから確定申告まで完結可能(個人事業主)
- カードリーダー不要でスマホアプリから電子申告(e-Tax)が可能
- 領収書をスマホで撮影するだけで自動で仕訳に変換
- 交通系ICとの連携機能で改札を通るだけで記帳が可能
- 請求書や見積書も作成可能でそのまま送信も可能
価格:無料~
運営:freee K.K.
マネーフォワードクラウド会計/確定申告アプリ

マネーフォワードクラウド会計/確定申告アプリの特徴
- リアルタイムの財務データがチェック可能
- 資金繰りや損益分析のレポート機能
- スマホアプリから仕訳登録、確定申告書の作成が可能
- 銀行口座、クレジットカード等の明細を自動取得&自動で仕訳作成
- 家計簿アプリのマネーフォワードMEとのデータ連携
- スマホアプリから直接電子申告(e-Tax)することが可能
価格:無料(※確定申告書の作成は有料プラン登録が必要)
運営:Money Forward, Inc.
青色申告・白色申告のTaxnote

青色申告・白色申告のTaxnoteの特徴
- 登録不要ですぐに利用可能
- 帳簿入力機能に絞ったシンプルな設計
- スピーディーに日々の仕訳入力が可能
- 日別・月別・年別に表示可能な集計グラフ
- 作成した仕訳データは弥生やfreee等にエクスポート可能
- クラウド保存で複数端末でデータ共有可能(オプション)
- 個人事業主でも法人でも対応
- 平均評価4.5のレビュー
価格:無料版(月15件までの仕訳入力制限) / Taxnoteプラス(年額3,500円で入力制限を解除) / Taxnoteクラウド(月額600円)
運営:Non Umemoto
Kaikei(カイケイ)

Kaikei(カイケイ)の特徴
- 個人事業主向けの青色/白色申告用記帳アプリ
- 弥生・freee・マネーフォワードクラウドにデータを出力可能
- 勘定科目を自由にカスタマイズ可能
- 収支分析レポート/カレンダー/パスコードロック機能
- 固定費の自動登録/残高推移レポート機能
- 2,000件以上のレビュー数で平均評価4.5
価格:無料プラン(データ登録/出力回数に制限あり) / スタンダードプラン(初年度2,800円、次年度以降年額3,500円で制限解除)
運営:Komorebi Inc.
スマホ会計FinFin

スマホ会計FinFinの特徴
- スマホアプリのみで仕訳~確定申告まで完結可能
- 金融機関データの自動取得&自動取り込み
- スマホカメラでレシート撮影、自動で仕訳に変換
- 電子申告に対応、収支分析機能
- 会計王シリーズのソリマチグループが提供
価格:無料プラン(利用期間60日間・機能制限あり) / 有料プラン(月額550円 機能制限なし)
運営:会計バンク株式会社
Taxnap(タックスナップ)

Taxnap(タックスナップ)の特徴
- フリーランス/個人事業主向けの確定申告アプリ
- 金融機関データの自動取得&自動取り込み
- スワイプ操作だけのかんたん仕訳機能
- クレジットカードや銀行口座とデータ連携可能
- 勘定科目を自動で選択してくれるので、専門知識不要
価格:初月は無料 / 有料プラン(月額1,280円 年額11,760円)
運営:TxTo, Inc.
確定申告マネライズ

確定申告マネライズの特徴
- フリーランス/個人事業主向けの会計アプリ
- iPhone、iPad、Macで使える
- 会員登録・ログイン不要
- 直感的な使いやすさ&スムーズな操作感
- 確定申告書作成機能はなし
- 無料プランは取引入力数50件まで、有料プランは無制限
- iCloudとのデータ同期/バックアップ、複数帳簿の利用
価格:無料プラン / 有料プラン(月額580円 年額4,800円)
運営:Monelyze Inc.
オルバイ確定申告

オルバイ確定申告の特徴
- 個人事業主の青色申告/白色申告に対応
- スマホアプリだけで日々の取引入力~確定申告書提出まで完了
- レシートを撮影するだけでAIが勘定科目を自動判定
- 公認会計士と税理士が直接開発・サポート
- 電子帳簿保存法に対応
- リアルタイムで納税額が分かる機能
- 他社からの乗り換えサポート・週1回オンライン無料相談会
価格:月額880円
運営:株式会社オルバイ
副業・スキマバイト確定申告

副業・スキマバイト確定申告の特徴
- タイミー推奨の確定申告アプリ
- スキマバイト・単発バイト・スポットワーカー・副業している人向け
- 自分が確定申告の必要があるのか簡単にわかる
- 質問に答えていくだけで確定申告に必要な書類を作成
- 源泉徴収票のかんたん読み取り機能
- スマホアプリだけで確定申告書の提出が可能
- 日々の頑張りが視覚的にわかる目標管理機能
価格:無料プラン / 有料プラン(月額650円 年額5,600円)
運営:会計バンク株式会社
確定申告/青色申告 Mafin

確定申告/青色申告 Mafinの特徴
- 複式簿記の入力に対応した会計アプリ
- 無料プランで仕訳登録件数無制限
- 仕訳帳と総勘定元帳が作成可能、確定申告書の作成機能はなし
- ログイン不要ですぐに使える
- 溜め込んだ仕訳を効率的に入力できるテンプレート・仕訳生成機能
価格:無料プラン / 有料プラン(年額2,000円 or 3,000円)
運営:個人
快速仕訳

快速仕訳の特徴
- 個人事業主の青色申告&白色申告に対応
- 簡単操作で複式簿記による帳簿付けが可能
- CSV形式でのエクスポートが可能
- ユーザー登録&ログイン不要で利用可能
価格:無料(無料版は仕訳数月20件まで、有料版(300円/月)だと制限ナシ)
運営:edelta.Inc
青色申告帳

青色申告帳の特徴
- 青色申告に必要な書類を作成可能
- 仕訳帳・総勘定元帳・貸借対照表・損益計算書・青色申告決算書に必要な入力データを出力可
- 会計初心者でも家計簿感覚で入力
- 勘定科目の追加、月間レポート機能
- CSVデータのインポート/エクスポート機能
- 青色申告提出までの手順をわかりやすく開設
価格:無料プラン / 有料プラン(月額1,000円 年額6,000円)
運営:個人
大福帳2

大福帳2の特徴
- 伝票作成だけで青色申告に必要な書類を自動作成
- 収入と支出を家計簿アプリ感覚で入力
- 減価償却費などの固定資産の管理機能
- 月別損益状況などのグラフ分析機能
- アカウント作成不要、ログインなしですぐ使える
価格:無料プラン / 有料プラン(月額300円)
運営:個人
CalQ Share(カルクシェア)

CalQ Share(カルクシェア)の特徴
- Airbnbやクラウドワークス等のシェアリング仲介サービスの副業に特化
- 完全無料での運用が可能
- サービスごとの売上を一括管理可能
- 経費の按分機能あり
- 確定申告書(PDF)の作成が可能
- 複式簿記での記帳・消費税申告には非対応
価格:無料(機能制限ナシ)
運営:株式会社エフアンドエム
Paciolist (パチョーリスト)

Paciolist (パチョーリスト)の特徴
- 複式簿記の入力に特化した帳簿アプリ
- 日々の仕訳から決算書作成までアプリで完結
- 入力作業を効率化してくれる仕訳テンプレート
- オリジナルの勘定科目を自由に追加
- iCloudへのバックアップ機能
- データのエクスポート機能(EXCEL/CSV/PDF)
価格:無料プラン / 有料プラン(年額3,600円)
運営:個人
各会計アプリの使い勝手等の印象
クラウド会計大手のスマホアプリの特徴をみてみると、freeeのアプリが機能面では充実している印象です。
個人事業主の確定申告に限りますが、スマホだけで日々の仕訳入力から申告まで完結出来るという点は素晴らしいかと☆
外付けのカードリーダー不要でスマホアプリから電子申告(e-Tax)ができる機能も実装されました。(※NFC機能搭載のスマートフォンが必要)
マネーフォワードクラウド会計/確定申告のアプリはこれまでレポート分析機能のみだったのですが、フルリニューアルされスマホアプリから仕訳登録、確定申告書の作成、電子申告(e-Tax)が可能になりました。
先行してiPhone版のみリリースされていたのですが、少し間をおいてAndroid版もリリース。このリニューアルによってかなり使い勝手が向上したと言えるでしょう。
家計簿アプリのマネーフォワードMEとの連携機能も追加されています。
確定申告書の作成と電子申告機能を利用するには有料プランの加入が必須となります。
また、Taxnoteという記帳機能に特化したシンプルなスマホアプリは様々な利用方法が考えられそうです。
最小限のステップで仕訳入力が完結する操作性とレスポンスの良さがポイントです。
弥生やfreee、マネーフォワードクラウドへのCSV出力機能が搭載されているので、公式のアプリの操作性に不満がある人等はTaxnoteを使って日々の記帳作業を行うのも効率的でしょう。
App Storeのレビュー評価も10,000件以上あって4.5と、会計ソフト関連のアプリの中ではかなり高い水準。
Taxnoteと似たようなアプリでKaikei(カイケイ)というアプリもあります。こちらも非常に使いやすいアプリですのiOSの人はどちらもダウンロードしてみて、気に入った方を選ぶのがおすすめです。
副業に特化したCalQ Share(カルクシェア)も今後需要が増えてくるかと思います。完全無料で運用可能な点も魅力。アップデートされて確定申告書の作成も可能になりました。(※複式簿記での記帳と消費税申告には非対応)
クラウド会計ソフト関連のスマホアプリは日々進化しています。現時点ではPC版のみでしか使えない機能もありますが、近い将来スマホからほとんどの機能を使えるようになるでしょう。
このページで紹介している経理アプリ以外にも簡易お会計レジアプリや割り勘アプリ、簿記学習アプリもサイト内で紹介しているのでチェックしてみてください。
新たにオススメ出来る会計ソフト関連のスマホアプリを見つけたら順次追加していきます。