完全無料で使い続けられる会計ソフトってあるの?

【※2020年11月4日最終更新】

無料プランが設定されている会計ソフトは数多くありますが、無料と謳っていても実際は、仕訳の登録数が月20件まで、印刷機能が使えない、無料で使えるのは最初の2ヶ月間だけ、などなど無料プランだと機能や期間が一部制限されているサービスがほとんどなのが実情です。

ですが、会計ソフトにはお金をかけたくない、無料でずっと使い続けたい、というニーズも少なからずあることでしょう。

このページでは完全無料で運用可能な『やよいの白色申告オンライン』『フリーウェイ経理lite』『円簿会計』『Main財務管理』『ツカエル青色申告フリー版』『ちまたの会計』の6サービスを紹介していますので、会計ソフト選びの参考にしてみてください。

やよいの白色申告オンライン


特徴:やよいの白色申告オンラインは個人事業主の白色申告での確定申告に特化したクラウド会計ソフト。以前は有料だったのですが、現在は完全無料で利用可能となっています☆

無料ですが機能面は充実。弥生自慢のスマート取引取込による自動仕訳機能、複式簿記の知識いらずのかんたん取引入力、スマートフォン向けアプリも完備されています。

2020年1月にはe-Tax機能が強化され、従来よりもかんたんに電子申告が出来るようになりました。

【収入か支出かを選んで、科目を候補から選択、金額を入力するだけのかんたん取引入力の画面】

【クレジットカードの明細データを自動取得した画面】

やよいの白色申告オンラインを完全無料で使えるのはサポートなしのセルフプラン(※丁寧なWEBマニュアルは用意されています)。

サポート付きのプランは有料となります。電話/メール/チャットサポートが付いたベーシックプランは通常8,000円(税抜)/年、経理面の業務相談も可能なトータルプランは通常14,000円(税抜)/年ですが、今なら初年度は半額で利用可能なキャンペーン中です☆

>>やよいの白色申告オンライン製品レビュー

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フリーウェイ経理Lite


特徴:フリーウェイ経理LiteはPCにインストールするタイプの会計ソフト。法人にも個人事業主にも対応しています。データの登録数や保存期間にも制限は一切ありません。有料版(月額3,000円)との違いはサポートの有無とクラウド上にデータを保存できるかどうか。

2種類の入力方式があり、複式簿記の知識が必要な『仕訳データ入力』方式の操作性はやや独特で癖がある印象でした。キーボード操作のみで入力可能な点やよく使う仕訳と摘要を登録できる機能は便利ですね。

複式簿記の知識がなくても入力可能な『出納帳入力』方式はやや効率は悪いかもしれませんが、家計簿感覚で入力可能です。各種操作マニュアルはかなり充実しています。

【仕訳データ入力方式の画面】

【出納帳入力方式の画面】


同運営の法人税申告書作成、給与計算、販売管理ソフトも無料運用が可能。

>>フリーウェイ経理Liteの製品レビュー

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円簿会計


特徴:円簿会計はインターネット環境があればどこでも利用可能なクラウド型の会計ソフト。広告収益モデルのため無料運用が可能です。管理画面に広告が掲載されていますが、それほど邪魔になる感じではありません。

法人にも個人事業主にも対応、ブラウザ上で動くのでMacでも利用可能です。Yahoo!IDで利用可能なので個人情報の登録が不要な点も◎

インターフェイスはシンプルで見やすいですが、最低限の複式簿記の知識は必要となります。仕訳ごとにメモやファイルを添付できる機能やよく使う仕訳を登録する機能があります。

【複合仕訳の入力画面】

【仕訳にメモやファイルを添付できる付箋機能の画面】

不安面としてはネット上でも利用者の評判やレビュー情報等が少ないので、今後のサービス継続がやや不安な点でしょうか。

>>円簿会計の製品レビュー

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Main財務管理(MBNサービス)


特徴:Main財務管理はインストール型の会計ソフト。創業24年の基幹ソフトウェア開発経験が豊富な企業が運営元です。会計ソフトだけではなく、給与ソフト、販売管理ソフト、グループウェアの4サービスが完全無料で利用可能です。

保守サービスによる収益で運営していくスタイルなので、無料会員だとサポートはオンラインマニュアルのみ。電話やメール、リモートによる個別サポートを受けるにはは月額3,500円の有料会員になる必要があります(初回だけ50,000円で導入支援&データ移行サポートサービスも追加)。

【振替伝票形式の入力画面】

インターフェイスはシンプルですが複式簿記の知識は必要、完全な初心者が運用するには少し難しいかという印象です。

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ツカエル青色申告フリー版


特徴:ツカエル青色申告の機能が一部制限されたフリー版。機能は制限されているのですが、年間仕訳数が一般/農業で300件まで、不動産で年間100件までと他ソフトに比べると制限が緩いのでフリー版で運用可能な人もいるでしょう。

使用期間、印刷の制限もありません。次年度データ作成、年度切り替え機能が制限されているので、長期で運用するとなるとちょっと面倒になりそうですが。

【かんたん取引帳形式の画面】

操作性は優れており、登録済みの取引例から選んで金額を入力するだけで仕訳が作成できる『かんたん取引帳形式』での入力は初心者に非常に優しい機能です。

>>ツカエル会計の製品レビュー

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ちまたの会計


特徴:ちまたの会計はサークルや町内会等の小さなコミュニティ団体向けのクラウド会計ソフト。ちまたの会計も円簿会計と同じく広告収益モデルなので無料運用が可能です。

クラウド型なのでネット環境があればどこでも利用可能。スマホやタブレットからの操作性も優れています。家計簿感覚で入力出来る仕様なので、簿記知識がない人でも運用可能な点も◎

【PCからの取引入力画面】

【スマートフォンからの取引入力画面】

各種帳簿をEXCELやPDFファイル形式にて出力可能ですし、月別収支グラフ等の分析機能も付いています。

>>ちまたの会計の製品レビュー

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各無料ソフトの使い勝手等の印象について

やよいの白色申告オンライン・フリーウェイ経理Lite・円簿会計・Main財務管理、ツカエル青色申告フリー版は事業者向け、ちまたの会計は小規模コミュニティ向けの会計ソフトになります。

やよいの白色申告オンラインは白色申告のみの対応にはなりますが、弥生のかんたん取引入力に対応しているので複式簿記の知識は不要で運用可能です。2020年1月のアップデートではe-Tax機能も強化され、国税庁のe-Taxソフトを使わなくても弥生のソフト上で電子申告まで完結可能となりました。

白色申告で無料の会計ソフトを探しているのであればこれ一択かと。

個人的に5年以上弥生シリーズを使い続けていましたが、インターフェイスの見やすさ、細かい操作性の良さ等、使い勝手は素晴らしいものがありました。

今年初めて個人事業主としての確定申告をするという人にもオススメですね。操作に不安があるけど有料プランはちょっと・・・という人には税込540円で購入できるやよいの白色申告公式ガイドブックを説明書代わりにして運用してみるのがオススメです。オールカラーで非常に見やすいので♪

フリーウェイ経理円簿会計Main財務管理は無料運用可能ですが、ある程度の複式簿記の知識は必要になってきます。

どのソフトも使ってみましたが、個人的には円簿会計の操作性は優れていると感じました。税理士との契約が前提であるならば、会計事務所とのネットワーク体制があるフリーウェイ経理が良いでしょう。

Main財務管理は初回だけ50,000円(税抜)支払えば、導入支援指導とデータ移行をしてくれる売り切り型のサポートが追加されたので導入しやすくなりましたね。

ツカエル青色申告フリー版に関しては機能制限はありますがソフトとしての使い勝手は優れているので、年間の仕訳数が少ない人であれば選択肢としてありでしょう。消費税の機能が制限されているので年間売上1,000万以下の人向けですね。ちなみに製品版はダウンロード版で5,000円(税抜)です。

ちまたの会計に関しては小さなコミュニティ向けのサービスとしては頭一つ抜けている印象です。無料でここまで作り込まれているサービスは貴重かと。サークルや町内会用であればちまたの会計を選んでおけばまず問題ないでしょう。

無料ソフトだと法令改正等のアップデート面が心配になるかもしれませんが、やよいの白色申告オンライン、フリーウェイ経理Lite、Main財務管理、ちまたの会計は法令改正への対応も早く、2019年5月から施行された新元号である『令和』への対応もスピーディに行われています。

フリーウェイ経理Liteは2019年10月から施行された消費税10%、軽減税率にも対応済み。

無料運用可能なAndroid/iPhone用の会計アプリも

他にもAndroid用のスマホアプリになりますが、完全無料で運用可能な個人事業主用会計アプリがあります。

このアプリも広告が表示される代わりに仕訳数などの制限は一切ありません。複式簿記の知識が多少必要ですが、65万円控除の青色申告に対応しています。

また、普段は正社員やパートで働いているけれど副業でAirbnbやクラウドワークス、UberEats等のシェアリングエコノミーサービスをしている人向けの無料確定申告アプリ『CalQ Share(カルクシェア)』も便利。

こちらのアプリはAndroid / iPhone両方に対応。青色申告と消費税の確定申告には非対応です。

会計ソフトを無料運用するのに簿記知識は必要か?

今回紹介したサービスのように無料運用可能な会計ソフトは存在します

ある程度の簿記知識があれば個人事業主の青色申告までは無料で完結可能でしょう。

ですが法人になるとちょっと話は違ってきます。法人の場合は決算書の他に法人税申告書の作成が必要になってきますので。

フリーウェイにも法人税申告書作成ソフトはありますが、ちょっと素人には難しいのが現実かと。

法人で可能な限り低コストで法人税申告書まで作成するならば『弥生会計&楽々法人税』や『freeeやマネーフォワードクラウド&全力法人税』『法人税申告お助けくん』が個人での運用が想定されているのでオススメです。

あとは簿記や会計の知識が全くない人の場合は会計ソフトの完全無料運用はちょっと難しいでしょう。(勉強していく気概があるなら話は別ですが)

簿記知識がない人はサポート付きの有料会計ソフトを利用するのが現実的です。

当サイトでもオススメしているfreeeマネーフォワードクラウドやよいオンライン系の安いプランであれば年間1万円程度のランニングコストで運用可能です。

取引量が少ない個人事業主であれば確定申告月だけ課金するといったやり方もありかと。

会計ソフトのランニングコストが安くなってきたとはいえ、完全無料で運用したいというニーズも依然根強く存在すると思います。

新型コロナウイルスの影響により業績が悪化してしまった事業者に対する『持続化給付金』や『家賃支援給付金』を受ける際にも売上帳簿等の書類の提出が必要になってきます。

これまで会計ソフトを使っていなかった人がそういった書類を準備する際にも、無料運用可能な会計ソフトは役に立ってくれるでしょう。

ある程度の簿記知識があって完全無料で運用可能な会計ソフトを探している人は、今回紹介したサービスの利用を検討してみてください。

>>ずーっと無料で利用可能☆やよいの白色申告オンライン

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