『弥生20シリーズ』が販売スタート
2019年11月15日(金)にインストール型の最新バージョンである『弥生20シリーズ』が発売されました。
すでに保守サポート加入の既存ユーザーにはオンラインでのアップデートプログラムが提供済みでしたが、正式発売により新規のユーザーも購入可能となりました。
今回発売されたのは会計/青色申告/給与/給与計算/見積り・納品・請求書/販売/顧客管理の7製品ラインナップ。

家電量販店でパンフレットをもらってきましたが、手のひらサイズの総合カタログは初めて見ましたね。

例年より1ヶ月ほど遅い発売時期となりましたが、弥生の社長ブログによると大きな法令改正対応後のバージョンなので、販売店での旧バージョンとの混合売りリスク等を避ける意味合いから例年よりもやや時期を遅らせたとのこと。
『弥生20シリーズ』の新機能
弥生20シリーズの主な新機能としては、
● 消費税10%/軽減税率の入力&自動計算
● 区分記載請求書の作成
● 令和元年分の年末調整に対応
● 独自の『確定申告e-Taxモジュール』を提供(予定)
辺りでしょう。
他にも軽減税率に対する入力補助ツールやレシート読み取り強化等の機能改善が行われています。
会計ソフト(弥生会計スタンダード/プロフェッショナル(2user/青色申告)の税抜価格に関しては19シリーズと変わらず据え置きです。消費税が2%上がっているので実際の購入価格はやや値上がりということにはなりますが。
軽減税率の導入により経理業務の手間は間違いなく増加しているでしょうから、処理が複雑になった分最新の業務ソフトを駆使して効率化を図りたいですね。
旧バージョンの弥生シリーズを使い続けている人も消費税10%&軽減税率に正式対応した最新の20シリーズならばアップデートする価値のあるバージョンと言えるでしょう。
大きな法令改正ということもあり弥生は2019年9月に過去最高の売上を達成し、登録ユーザー数も190万を突破したとのこと。
台風15号と19号で被災された地域の事業者への特別対応
また、現在弥生は台風15号と19号で被災された地域の事業者向けに弥生シリーズの無償提供支援を行っています。

国が発表している災害救助法の適用地域の方が対象で2019年11月1日時点で14都県390市区町村が適用地域です。
無償提供されるソフトはインストール型の会計・販売管理・給与・顧客管理ソフト、クラウド型の会計・給与計算ソフトが対象。
有償サポートも1年間無償提供されるので、被災された地域の方にとってはかなり心強い支援になるのではないでしょうか。
弥生シリーズの無償提供を受けるには専用の申込書を公式HPからダウンロードし、罹災証明書と一緒に郵送 or FAXにて送付する必要があります。
今回の弥生の無償支援の申し込み期間は2020年10月31日まで。対象となる地域の方はチェックしてみてください。