AI時代に必要とされる経理職のスキルとは?『AI経理』を読んでみました☆


【※2019年1月15日更新】

三省堂の会計コーナーに平積みされていたので衝動買いした一冊。

本書の内容としてはフリーランスの経理である筆者が『経理業務においてAIが出来ること出来ないこと』『経理業務における効果的なAIの活用方法』『AI社会における経理社員のあり方』等を解説している本です。

現場を知っているプロの経理マンが実際の現場の事例や経験からAIと経理について語っているので、リアリティのある内容だと感じました。

中でも印象に残ったフレーズとしては、

●AIがハイレベルになればなるほど、使いこなせる優秀な社員が必要

●AIは代替すべき業務の範囲に制約があればあるほど能力を発揮する

●経理社員の伸ばしていくべきスキルはコミュニケーションスキル

●経理でもっとも時間を取られるのは例外処理

●会計システムは値段や便利その他に安定性や継続性も選定のポイント

●現状は経理業務のうち経費精算くらいまでは安全にAIを導入できる

●経理はコミュニケーションを通じた数字に関する管理(マネジメント)が仕事

●利益と優秀な経理社員の人数は比例関係にある

●AIの浸透は技術革新よりも会社が人件費を支えきれなくなった時に起こる

です。(多少自分なりに要約しています)

他にもAIの活用法としてカリスマ経営者の経営判断や優秀な営業マンのお金の使い方をAIで解析して『見える化』することによって収益UPにつなげるアイディア等が面白かったです。

本書でも触れられていますが、今後はそういった経営のために有効となる指標をAIを駆使して新たに見つけ出し、運用出来る人が優秀な経理マンになるんでしょうね。

知識や経験だけではなく地頭の良さも求められると思うので正直ハードルはかなり高そうですが、AI時代とはそういうものなのでしょう。

当然ながら単純作業しかしていない経理スタッフは厳しいですね。職が完全になくなるとまではいかないでしょうが、経理職間での賃金格差は広がっていきそうです。

当サイトでは新規に導入するならばクラウド会計ソフトをオススメしていますが、事業のフェーズによってクラウド会計の適切な運用方法は変化していきますので、これから独立予定の人は本書に目を通しておいて損はないでしょう。(会計システムの選定基準についても触れられています)

私管理人も以前は決算から申告まですべて一人で行っていましたが、現在は税理士さんに経理周りはお任せしています。

自分でやると費用がかからない点は大きなメリットなのですが、新しいビジネスアイディアを思いついても経理面の負担が大きくなるのが想像できて二の足を踏んでしまう・・・的な思考に陥ってしまったことも実際あったので小規模事業者であっても事業のフェーズごとに経理体制の見直しは必要だと思います。

経営者だけではなく、現職の経理スタッフや就職活動中の学生、これからのキャリアを模索している人などなど、幅広い人にオススメ出来る一冊です。

>>AI経理のAmazon販売ページはコチラ

その他の書籍レビュー関連記事

ページの先頭へ