freeeやマネーフォワードクラウド会計/確定申告をはじめとするクラウド会計ソフトは豊富な連携サービスの存在が魅力の一つ。
その中でもモバイルカード決済サービスとの相性は非常に良いと言えるでしょう。
モバイルカード決済サービスとは、スマホやタブレットに小さなカードリーダーを取り付けるだけでクレジットカード決済を可能にしてくれる便利な仕組み。
導入費用や決済費用が安く、入金サイクルも早いのでこれまでコスト的にクレジットカード決済の導入が難しかった小規模事業者でも利用しやすいサービスとなっています。
代表的なサービスは決済手数料が3%台とリーズナブル、入金サイクルは最短翌日といったスピーディさを実現しています。
まさに従来のクレジットカード決済のイメージを払拭する存在と言っても良いでしょう。
コスト的なメリットが大きいモバイル決済ですが、クラウド会計ソフトと連携させることによって経理業務の効率化にも繋がります。
モバイル決済サービス経由での売上は自動で帳簿に反映されますし、POSレジアプリを組み合わせればさらなる効率化が期待できます。
経理の効率化だけではなく、財務状況がリアルタイムで把握出来るので経営判断にも役立ちますし、紙の伝票を紛失するといったミスもなくなります。
このページではクラウド会計ソフトと連携可能な代表的なモバイルカード決済サービスを管理人が独自にPICK UPして紹介していきます。
Square(スクエア)

Square(スクエア)の特徴
- 月額固定費等はナシ、決済手数料のみで運用が可能
- 三井住友とみずほ銀行利用なら翌日入金
- 申込みはオンラインで最短当日利用が可能
- オフラインでの決済も可能
- 独自のPOSレジ、ブラウザ決済、請求書機能が完備
- 自動配賦機能、プロジェクト管理機能が追加
- キャッシュレス加盟店支援事業者として登録済み
Square(スクエア)の取り扱いブランド
- VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners、Discover、交通系電子マネー、クレジットカード系電子マネー、QRコード系電子マネー
Square(スクエア)の利用料金
- クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners、Discover)で対面決済:2.5%
- クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners、Discover)で非対面決済:3.75%
- 交通系/クレジットカード系/QRコード系電子マネー:3.25%
- オンライン決済:3.6%
- Square請求書:3.25%
- 初期費用は決済端末代金。もっとも安いSquare Reader(カードリーダー端末)が4,980円(税込)、Squareに対応するスマートフォンがあればそのまま決済端末になるので初期費用は0円
※1アカウント最大決済額100万円分の決済手数料が無料に☆『売上高3億円分の決済手数料山分けキャンペーン』が開催中です。専用ページからの申し込みが必須

Square(スクエア)の入金サイクル
- 三井住友銀行とみずほ銀行:翌日入金
- その他金融機関:毎週金曜日入金
Square(スクエア)の決済以外のサービス
- POSレジ、請求書、予約管理、ギフトカード、ネットショップ作成、従業員管理、店舗管理、顧客管理等
Square(スクエア)と連携可能なクラウド会計ソフト
- freee、マネーフォワードクラウド会計/確定申告等
運営:Squareup Pte. Ltd
楽天ペイ

楽天ペイの特徴
- 楽天Edyに対応するのは楽天ペイのみ
- クレジットカード・電子マネー・QRコードの決済に対応
- アプリ決済なら利用者に楽天ポイントが貯まる
- 楽天銀行利用なら手数料無料で翌日に自動振込
- キャッシュレス加盟店支援事業者として登録済み
楽天ペイの取り扱いブランド
- VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、楽天Edy、nanaco、交通系電子マネー、iD、QUICPay、Apple Pay、Google Pay、R PAY、au PAY、アジア各国のスマホ決済
楽天ペイの利用料金
- クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners、Discover):2.2%~
- 楽天ペイ:2.2%~
- 電子マネー(交通系、楽天Edy、nanaco、WAON、ID、QUICPay):3.24%
- QRコード(au PAY、PayPay、d払い、インバウンド系):3.24%
- 初期費用:決済端末代金が初期費用になりますが、今ならキャンペーンで0円
※プリンター機能搭載の楽天ペイ ターミナル(通常38,280円)を無料で導入できるキャンペーン中!!新規加入店舗限定

楽天ペイの入金サイクル
- 楽天銀行:翌日に自動振込(※手数料無料)
- その他の金融機関:23時30分までの入金指示で翌日振込(手数料210円/回)
楽天ペイの決済以外のサービス
- ビジネスローン、集客支援
楽天ペイと連携可能なクラウド会計ソフト
- freee、マネーフォワードクラウド会計等
運営:楽天株式会社
Airペイ

Airペイの特徴
- 初期費用&月額費用&振り込み手数料0円
- 77種類の決済ブランドに対応、決済手数料は業界最安級
- 決済手数料が2.48%になる決済手数料ディスカウントプログラム
- Apple Pay、クレジットカードタッチ決済にも対応済み
- POSレジサービスのAirレジ、QRコード決済サービスのAirPAY QRも
- キャッシュレス加盟店支援事業者として登録済み
- リクルートグループの運営
Airペイの取り扱いブランド
- VISA、MasterCard、American Express、JCB、Diners、Discover、交通系電子マネー、iD、QUICPay、Apple Pay、QRコード系、ポイント系
Airペイの利用料金
- VISA、MasterCard、American Express、JCB、Diners、Discover、iD、QUICPay、Apple Pay:3.24%
- 交通系電子マネー:2.95%
- QRコード系:2.95%
- Coin+:0.99%
- 初期費用:カードーリーダー端末が20,167円(税込)ですが、今なら0円
※通常20,167円のカードリーダ端末代金が今なら0円になるキャンペーン中☆用意するのはiPhone or iPadのみ

Airペイの入金サイクル
- みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行:月6回の入金日
- 上記の銀行以外:月3回の入金日
Airペイと連携可能なクラウド会計ソフト
- freee、マネーフォワードクラウド会計、弥生(Airレジ)等
運営:株式会社リクルートライフスタイル
STORES決済

STORES決済の特徴
- 月額固定費ナシで決済手数料のみで運用可能
- ブラウザでのオンライン決済が可能(多言語対応)
- 中国人観光客向けにWeChat Payでのアプリ決済にも対応
- 交通系電子マネーの決済手数料は業界最安水準
- クレジットカードのタッチ決済にも対応
- キャッシュレス加盟店支援事業者として登録済み
STORES決済の取り扱いブランド
- VISA、MasterCard、American Express、セゾンカード、JCB、Diners、Discover、交通系電子マネー、WeChat Pay
STORES決済の利用料金
- VISA、MasterCard、セゾンカード、American Express:3.24%
- JCB、Diners、Discover:3.74%
- 交通系電子マネー:1.98%
- QRコード:3.24%
- オンライン請求書決済(VISA、Mastercard):3.24%
- 初期費用:STORES 決済端末が19,800円(税込)
STORES決済の入金サイクル
- 手動入金の場合:いつでも振込依頼が可能で、決済日から最短翌々日は入金
- 自動入金の場合:1ヶ月分が翌月20日に入金
STORES決済と連携可能なクラウド会計ソフト
- freee、マネーフォワードクラウド会計
運営:STORES株式会社
上記の4つが代表的なサービスでしょう。
基本的には初期費用としてカードリーダー代金を払ってしまえば、後は月額固定費等のランニングコストは必要なく、決済手数料のみで運用可能となっています。
初期費用となるカードリーダー端末の導入料金も、多くのサービスが全額キャッシュバックキャンペーンを行っている状況ですので、実質0円で導入可能です。
モバイル決済サービスも会計ソフトと同じく、スイッチングコストの高い業界ですので、初期のシェア獲得戦略が重要なのでしょう。この辺はクラウド会計ソフト業界とも似ていますね。
モバイル決済サービスのパイオニアとも言えるSquareと、リクルートグループが運営しているAirペイは、自前でPOSレジサービスも提供している点が魅力です。ユビレジ等の他社POSレジサービスとの連携も可能ですが、同運営の方が色々とスムーズでしょう。
楽天ペイは取り扱いブランドが豊富な点が大きなメリットかと。WAONやインバウンド向けQRコード決済にも対応しています。アプリ決済だと利用者に楽天ポイントが貯まる点も独自性があります。
クラウド会計ソフト&モバイル決済&POSレジの組み合わせは、飲食店等や小売り等の店舗経営者にとって経理効率を大幅にUPさせてくれる存在ですので、今現在クラウド会計ソフトを利用している or 今後利用する予定のある店舗経営者の方はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょう。