【2022年最新版のデータも】クラウド会計ソフト各社のシェア状況は?
(※追記:下記とは調査元が異なりますが、MM総研が2022年4月末時点の個人事業主向けの調査、2017年8月時点の法人向けの調査データを発表しています。)
【個人事業主対象調査データ】※2022年4月末時点
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=536【法人対象調査データ】※2017年8月時点
https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=260
以前、2014年度版のクラウド会計ソフトの市場シェア状況の記事を書きましたが、調査を行っていたデジタルインファクト社さんが2015年度版の調査結果も発表していたのでご紹介します♪
前回の調査から6ヶ月しか経っていませんが、流石の急成長市場。興味深いデータとなっています。
まず目を引いたのが利用している会計ソフトの種類別内訳のデータ。
2014年12月度のデータではパッケージ型95.2%なのに対し、クラウド型は4.8%というシェア。
しかし半年後の2015年5月のデータではクラウド型のシェアが10.0%となっています。
あくまで1つのリサーチ結果ではありますが、半年で倍以上ものシェア率増加を達成していることになります。
クラウド会計市場自体の活性に加え、昨年後半に弥生の青色/白色申告オンラインがリリースされたのが大きいかもしれませんね。
次に利用されているクラウド会計ソフトのシェア状況を見てみますと、
1位:freee
2位:弥生オンライン
3位:ネットde会計
4位:MFクラウド会計
5位:フリーウェイ経理
6位:ネットde記帳(全国商工連合会)
7位:クリアワークス(SmileWorks)
8位:ハイブリッド会計Crew(Q-TAX)
9位:その他
といったランキングになっています。
freeeが1位なのは昨年と同様ですが、弥生が前回の3位から2位へとランクアップしています。
上にも書きましたが、前回の調査時期は弥生の青色/白色オンラインがリリースされたばかりだったので、ユーザー数が伸びきっていなかったという要素があるかと思います。
インストール型会計ソフトのシェア1位であるやよいは元々抱えているユーザーが多いのでインストール版の青色申告ソフトを使っていたユーザー層の一定割合がオンラインに流れたのではないかと。
今年の夏に法人向けの弥生会計オンラインもリリースされているので、今後のシェア動向が興味深いですね。
各社とも最初はクラウド版の会計ソフトのみでしたが、MFクラウドやfreeeに見られるように最近ではクラウド版の請求書ソフトや給与ソフト、マイナンバー管理ソフト等を次々にリリースしていますね。
経理業務だけではなくバックオフィス業務全体のクラウド化をトータルで提供していくという戦略なのでしょう。
それも格安なランニングコストで。このクラウド化の流れがどこまで浸透するのか、どこの業者が生き残るのかは今後の注目ポイントですね。またシェア関連のデータを見つけたら紹介していきます。