このページではe-Tax(電子申告)機能を搭載したクラウド会計ソフトを紹介しています。
一口にe-Tax機能搭載といっても、
●会計ソフト上でe-Tax用のデータをエクスポートして別途国税庁のソフトで電子申告を行うタイプ
●会計ソフト上で直接電子申告が可能なタイプ
上記の2タイプがあります。
後者の方が単純に作業の手間が少なく済みますし、e-Taxに対するハードルが低いので確定申告に慣れていない初心者にも優しいでしょう。
まだソフト上で直接電子申告可能なクラウド会計ソフトは少ないですが、当サイトでもオススメしている弥生とfreeeは対応しているので、e-Taxでの確定申告を検討している方は参考にしてみてください。
弥生『確定申告e-Taxモジュール』

確定申告e-Taxモジュールの特徴
- やよいの青色/白色申告オンライン、デスクトップ版の弥生の青色申告/弥生会計にて対応
- 追加料金は不要
- 代理送信には非対応
- Windowsのみ対応(※確定申告e-Taxオンラインがリリースされ、Macにも対応しました)
freee『申告フリー』

freee『申告フリー』の特徴
- 準備をサポートしてくれる電子申告開始ナビが完備
- 追加料金は不要
- 代理送信にも対応
- Windows、Mac OSともに対応
e-TaxにはマイナンバーカードとICカードリーダーが必要
どちらのソフトもe-Tax用のアプリケーションを別途インストールする必要があります。
また、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要です。ID/パスワード方式には対応していません。
マイナンバーカードは申請してから手元に届くまで約1ヶ月かかりますので、早めに準備しておきましょう。
ICカードリーダーはSONYのPaSoRi(パソリ)RC-S380がおすすめ
ICカードリーダーに関しては私も持っていますが、SONYのPaSoRi(パソリ)RC-S380がオススメです。

非接触タイプで価格も実売3,000円以下ですし、Suica等の電子マネーやICカードの残高確認&チャージも可能です。
デメリットはMacOSには対応していないこと。RC-S390というIOS対応のPaSoRi(パソリ)はあるのですが、これはIOSには対応しているがMacOSには対応していないという微妙な仕様になっているのでe-Tax用としては使えません。
Macユーザーの方はNTTコミュニケーションズ等のICカードリーダーがありますので、そちらを選択しましょう。(参考:ICカードリーダー/ライター5製品の比較)
また、freeeも弥生も現時点ではPCからの作業が必要となります。いずれはスマホで電子申告まで完結可能になって欲しいですね。
(追記:2021年1月にfreeeが外付けカードリーダー不要でスマホアプリから電子申告ができる機能を実装しました。マイナンバーが読み取れるNFC機能搭載のスマートフォン端末が必要となります)
freeeは直接e-Taxへの対応が早かっただけあって、MacOSや税理士からの代理送信にも対応しています。
弥生は2020年の1月に直接e-Tax機能が搭載されました。当初はWindowsのみの対応だったのですが、2022年1月にMacOSにも対応。
Macから直接e-Tax機能を使う際は『確定申告e-Taxオンライン』経由で行います。やよいの白色申告とやよいの青色申告オンラインのみ対応しています。
2020年度分の確定申告からはe-Taxによる申告でないと青色申告特別控除が10万円減少されてしまう仕組みになってしまったので、会計ソフト選びを含め、早めに環境を整えていきましょう。