新元号、消費税改正、2019年は大きな法令改正のタイミング
2019年は5月に施行された新元号『令和』への変更、10月に施行される消費税10%改正/軽減税率の導入と経理関連のビッグイベントが盛り沢山な特別な年と言えます。
大きな法令改正ですのでこれまで古いバージョンの会計ソフトで誤魔化しながら経理を行ってきた事業者も、今後は対応できないシーンが増えてくると思います。
故に2019年度は会計ソフトのバージョンアップ、乗り換えにぴったりな時期となるでしょう。
現在利用中の会計ソフトの機能面や利用料金で不満がある人やEXCELや紙ベースでの帳簿付けを行っている人も今回の法制改正を機に最新の会計ソフトへの切り替えをオススメします。
古いバージョンの会計ソフトだと消費税10%の設定自体がありませんし、軽減税率導入により8%と10%が混在することになるのでこれまでよりも帳簿付けが面倒になることは確実かと。
個人的には軽減税率はメリットよりもデメリットの方が上回り、商売の現場は混乱すること間違いナシの制度だと思っているので反対の立場ではありますが、導入が決まってしまった以上対応せざるを得ません。
2023年からはさらに面倒くさそうなインボイス制度も開始される予定ですし。
これから新規導入、乗り換えるならクラウド型の会計ソフト
これから新規に会計ソフトの導入、既存のソフトから乗り換えるのであれば当サイトがイチオシしているクラウド型の会計ソフトを推奨します。
かなり周知されてきたとは思いますが、クラウド型会計ソフトはPCにプログラムをインストールする必要がなく、インターネット環境さえあれば自社の経理環境にいつでもどこでもアクセス可能。
銀行口座やクレジットカードを登録すれば自動で仕訳してくれる機能をはじめ、経理作業を効率化してくれる機能が満載な点が特徴です。法令改正時などのアップデートも自動。
現在政府主導でキャッシュレス化が進められていますが、モバイルカード決済サービスのSquareやPOSレジサービスのAirレジ等のクラウドサービスとの連携機能もクラウド会計ソフトは充実しています。
ちなみにSquareやAireレジは軽減税率対策補助金の対象ですので、会計ソフトと一緒に決済&レジ周りもアップデートすると経理周りの効率化はさらに加速するでしょう。
キャンペーンを利用して導入費用を抑えよう
クラウド会計ソフトを導入する際はキャンペーンをうまく利用するのがお得です。
現在会計ソフト業界シェアNO.1の弥生ではクラウド型サービスが初年度無料で利用可能がキャンペーンを開催中されています☆

個人事業主と2015年1月以降に設立された法人が対象。
キャンペーンを行っているクラウドサービスは数あれど、初年度が完全無料になるという条件はかなり魅力的かと。老舗メーカーの弥生であればサポート面も安心ですし。
私自身、弥生の製品を長らく愛用してきたので、操作性の良さは身を持って実感しています。
マネーフォワードクラウドでは現在『10億円軍資金サポートキャンペーン』なる企画が開催されています。

10月の消費税改正による乗り換え需要を狙ってきた大型企画。
コチラは法人が対象になっており、法人向けのビジネス年額プラン(59,760円/年)の契約で50,000円分のAmazonギフト券をプレゼントという内容です。
1社あたり50,000円だと10億円に達するには20,000社の契約が必要となる計算。流石にそこまでの登録はないでしょうが(汗)、乗り換え需要に対してのマネーフォワード側の意気込みは伝わりますね。
freeeでは現在目立ったキャンペーンは開催されていませんが、少し前に法人向けの乗り換えキャンペーンが行われていましたし、今後も何らかの企画を打ち出してくるでしょう。
当サイトでは常にクラウド会計ソフト周りの情報を収集していますので、新情報があればサイト上で告知していきます。
継続性の観点から会計ソフトは大手の製品がおすすめ
会計ソフトは業界大手の製品サービスをチョイスするのが断然オススメです。
会計ソフトは事業が存続していく限りは使い続けていくものですので、途中でサービスが終了してしまったりすると移行などの手間が発生してしまい非常に面倒くさい事態になりますので。
クラウド会計ソフトでいくと上で紹介した弥生、freee、マネーフォワードクラウドはシェア上位3社ですので、継続性という面でもまず安心でしょう。
2019年10月の消費税改正、軽減税率の導入まであと2ヶ月を切りましたが、経理面で混乱しないためにも古いバージョンをソフトを利用中の方は早めに乗り換え or バージョンアップを検討してみてください。