Macでは会計ソフトは使えない?
事業者向けの会計ソフトのほとんどが、Windowsのみの対応。
Macユーザーとしてはちょっと許せないかもしれませんが、業務用ソフトという性質上、どうしても圧倒的にシェアが多いWindows向けに設計されるのは仕方がない面もあるでしょう。
小中規模事業者向けの業務ソフト最大手の弥生シリーズですら、インストール型の製品はWindows版のみしか販売されていないので、会計ソフト業界全体がMacに対応させることに注力していないような印象すら受けます・・・。
『じゃあ、Macじゃ会計ソフトは使えないの?』
と思うかもしれませんが、もちろんMacでも会計ソフトを利用することは可能です。
大別して3つほど選択肢があるのですが、
● Mac専用の会計ソフトを利用する
● MacにWindowsをインストールし、Windows用のソフトを利用する
● クラウド型の会計ソフトを利用する
の3つですね。
Mac専用の会計ソフトを利用する
1つ目の選択肢は、Mac専用の会計ソフトを利用する、という方法。
インストール型の会計ソフトのほとんどがWindows専用ですが、Mac専用の会計ソフトも存在します。
マグレックス株式会社が提供しているMacの会計や、

株式会社リオが提供しているやるぞ!青色申告確定申告、等ですね。

Windows用に作られた製品と比べると、圧倒的に限られたラインナップとなりますが・・・。
MacにWindowsをインストールし、Windows用のソフトを利用する
2つ目の選択肢としては、MacにWindowsをインストールし、Windows用の会計ソフトを利用する、という方法。
Apple社が提供しているBoot Camp(ブートキャンプ)というソフトを利用することでMacの中にWindowsをインストールさせることが出来ます。

参考:Boot CampアシスタントでMacにWindows10をインストールする
この方法を使えばMacの中のWindows上で会計ソフトを動かすことが可能となりますので、弥生会計でも勘定奉行でもミロクでも好きなソフトを選択することが可能になります。
ですが別途Windows OSの購入費用が発生してしまうので、その点はデメリットでしょう。
クラウド型の会計ソフトを利用する
3つ目の選択肢は、クラウド型の会計ソフトを利用する、という方法。
クラウド型の会計ソフトというのは従来のPCにインストールするタイプのソフトとは異なり、ブラウザ上でログインし、ソフトの操作を行うタイプのサービス。
インターネットに繋がっているPCさえあれば、自分の会計ソフト環境にアクセス出来るフットワークの軽さが魅力です。
参考:クラウド会計ソフトとは?
バージョンアップも自動&無料で行われますし、銀行口座やクレジットカードの情報を自動で入手して帳簿を作ってくれる機能も搭載されているので、経理作業の手間が省けると評判のサービスです。
会計データをインターネット上に置くのが心配な人もいるでしょうが、セキュリティに関しては暗号化等の対策がしっかり取られているので、大手のサービスならば特別気にする必要もないでしょう。
当サイトがおすすめするクラウド会計ソフトは、


の2サービス。
直近のクラウド会計ソフトのシェア状況をみても、freee、マネーフォワード、弥生が大手3社となります。
運営資本もしっかりしていますし、ソフトのバージョンアップも頻繁に行われているので、クラウド会計ソフトを利用するならば上記の2サービスのどちらかを選んでおけば間違いはないでしょう。
利用料金は同じような設定で、freeeの法人プランが月額2,618円(税込)~、個人プランは月額1,298円(税込)~。
マネーフォワードクラウド会計/確定申告の法人プランは月額4,378円(税込)~、個人プランが月額1,078円(税込)~、となっています
freeeは会計の知識がない人でも運用出来るようなインターフェイスと入力方法が特徴なので、経理や会計の初心者で色々と不安・・・という人はfreeeを選ぶのがオススメですね。
参考:freeeの仕訳入力機能と自動で経理機能の製品レビュー
マネーフォワードクラウド会計はどちらかというと簿記や会計の知識がある人向けの仕様です。その分慣れている人の入力効率という面ではこちらにに軍配が挙がるかと。
参考; マネーフォワードクラウド確定申告の手動仕訳機能と自動仕訳機能の製品レビュー
どちらのサービスも30日間の試し無料期間が付いていますので、とりあえず両方登録してみて、搭載されている機能や操作感が自分に合っている方を選ぶのがよいでしょう。